大阪市東淀川区東淡路4丁目17-17
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胃炎

胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)とは

胃炎とは、胃の粘膜に炎症が起こる状態をいいます。
大きく分けて、急性胃炎慢性胃炎の2種類があります。

急性胃炎

主な症状

  • 突発する上腹部痛
  • 嘔気・嘔吐
  • 腹部膨満感

これらの症状がある場合、突然発症することが多く注意が必要です。

原因

急性胃炎の主な原因には次のようなものがあります。

  • 痛み止め(非ステロイド性消炎鎮痛剤:NSAIDs)の服用
  • アルコールなどの刺激物
  • 生鮮魚類を原因とするアニサキス症
  • 強いストレス

検査と診断

診断は内視鏡検査で行い、
広範囲または多発性に発赤・びらん・浮腫・出血などが見られます。

治療

  • 誘因が明らかな場合は原因を除去
  • 薬物治療(胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬、胃運動抑制薬)を併用して治療を行います。

胃アニサキス症

原因

アニサキスは寄生虫の一種で、多くは魚介類の内臓部分に寄生しています。
体長2~3cm、半透明白色の細長い虫体です。

サバ、サケ、アジ、イカ、タラなどの魚介類から感染し、
食後数時間以内に激しい腹痛と嘔吐を引き起こします。

診断と治療

  • 内視鏡検査で虫体を確認した場合、鉗子で除去します。
  • 摘出後は症状が劇的に改善します。

感染が疑われる場合は、食事をせずに受診し、まずはお電話でご相談ください。

胃アニサキス症の内視鏡画像例

左上:丸まったアニサキス虫体
右上:鉗子で把持(虫体の頭部が胃粘膜に食い込んでいます)
左下:虫体摘出後

NSAIDsによる急性胃粘膜病変

NSAIDs(鎮痛剤)の服用により、胃粘膜のびらんや出血性変化が生じることがあります。
画像では黒色の血餅を伴う多発性びらんが見られます。

慢性胃炎

原因

Helicobacter pylori(ピロリ菌)感染が主な原因です。
多くは幼少期に感染し、その後長期間持続します。

感染が続くと、年齢とともに胃粘膜の萎縮(薄くなること)が進行します。

症状

  • 多くは無症状
  • 時に心窩部痛・胃もたれなどを感じることがあります。

検査と診断

当院では赤外分光分析装置を用い、ピロリ菌感染の迅速診断が可能です。
医師は日本ヘリコバクター学会認定 ピロリ菌感染症認定医です。

治療と注意点

ピロリ菌が陽性の場合は、除菌治療を行うことで

  • 症状の改善
  • 胃潰瘍や胃癌の発生リスクの低減

が期待できます。

H. pylori感染に伴う慢性胃炎(萎縮性胃炎)の内視鏡例

  • 左上:萎縮(粘膜が薄くなり毛細血管が明瞭)
  • 右上:点状発赤
  • 左下:粘膜襞の肥厚・蛇行
  • 右下:腸上皮化生(やや白色調変化、前癌病変として注意が必要)

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