大阪市東淀川区東淡路4丁目17-17
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生活習慣病

高血圧症

高血圧症について

高血圧は、原因によって「本態性高血圧」と「二次性高血圧」に分けられます。

  • 本態性高血圧: 加齢などに伴うもので、はっきりとした原因が特定できないタイプ(約90%を占めます)。
  • 二次性高血圧: 腎臓やホルモンなど、明確な原因があるタイプです。

若年者の高血圧や、高齢者でも急激に血圧が上昇した場合などには、二次性高血圧の可能性を考慮して検査を行います。

高血圧と合併症のリスク

血圧が高いほど、以下の病気にかかるリスクや死亡率が高くなることが知られています。

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 心疾患
  • 慢性腎臓病(CKD)

そのため、患者さんそれぞれの危険因子(糖尿病、腎疾患、喫煙など)の有無によって、個別に降圧目標を設定しています。

家庭血圧の重要性

最近の研究では、家庭で測定した血圧(家庭血圧)は診察室での血圧よりも予後の予測能が高いことが分かっています。

このため、当院では定期的な家庭血圧の測定をおすすめしています。

検査について

当院で行う主な検査は以下のとおりです。

  • 血液検査: コレステロール値などを確認
  • 尿検査: 尿タンパク、尿糖の有無を確認
  • 胸部レントゲン・心電図: 心拡大の有無を確認
  • 血圧脈波検査・頸動脈超音波: 動脈硬化の程度を評価

治療について

降圧薬は少量から開始し、効果が不十分な場合には作用機序の異なる薬を組み合わせて使用します。

治療が難しい場合や二次性高血圧が疑われる場合には、循環器内科・腎臓内科・内分泌内科などの専門医に相談・紹介を行います。

糖尿病

糖尿病について

糖尿病は、血糖を調節するインスリンの働きに異常が生じることで、血糖値が慢性的に高くなる病気です。大きく1型糖尿病2型糖尿病に分類され、95%以上は2型糖尿病です。

1型糖尿病と2型糖尿病

  • 1型糖尿病: 膵臓の膵島β細胞(インスリンを産生する細胞)が破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなるタイプ。
  • 2型糖尿病: インスリン分泌の低下と、インスリンに対する感受性(反応性)の低下が関わるタイプ。日本人に最も多く見られます。

診断について

糖尿病の診断は、血液検査によって行います。具体的には以下の項目を確認します。

  • 血糖値
  • HbA1c(過去1〜2か月の平均血糖の指標)

治療について

治療の基本は食事療法運動療法です。これに加えて、必要に応じて経口血糖降下薬を使用します。

薬剤は、次のような病態に応じて選択します。

  • インスリン分泌能の低下
  • インスリン抵抗性の増大
  • 食後高血糖
  • インクレチン作用の低下

インスリン治療と専門医への紹介

1型糖尿病や、2型糖尿病であっても著しい高血糖、強度の脱水や体重減少を伴う場合にはインスリン注射が必要です。

近年はインスリン製剤の種類も多様化しており、患者さんの生活に合わせた治療が可能になっています。当院では、必要に応じて糖尿病専門医への紹介を行っています。

脂質異常症

脂質異常症について

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が異常となる疾患です。血液検査で診断し、主に以下の値を確認します。

  • LDL-C: いわゆる「悪玉コレステロール」
  • HDL-C: いわゆる「善玉コレステロール」
  • トリグリセリド(TG): 中性脂肪

原因と分類

脂質異常症には、原因により次の2つのタイプがあります。

  • 原発性高脂血症: 体質や遺伝子異常により発症するもの。
  • 二次性高脂血症: 食事や薬剤の影響、または内分泌代謝疾患・腎疾患・肝疾患などの他の病気に続発するもの。

脂質異常症によるリスク

脂質異常症は、動脈硬化を進行させる主な要因の一つです。進行すると以下のような心・脳血管障害を引き起こす可能性があります。

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

治療の目標は、これらの疾患の発症および再発の予防です。

治療について

まず3〜6か月間の生活習慣改善(食事療法・運動療法)を行い、それでもLDL-Cが十分に低下しない場合は薬物療法を検討します(動脈硬化性疾患予防ガイドラインより)。

主な治療薬

  • スタチン: コレステロール合成を抑制
  • フィブラート薬: 中性脂肪を低下
  • コレステロール吸収阻害薬: 小腸でのコレステロール吸収を抑制
  • イコサペント酸エチル(EPA): 魚油(イワシなど)に多く含まれる脂肪酸で、中性脂肪の低下や動脈硬化抑制に効果があります

これらの薬は、単剤または組み合わせて使用します。

関連検査

動脈硬化の進行程度を調べるために、次のような検査を行います。

  • 血圧脈波検査(動脈の硬さを測定)
  • 頸動脈超音波検査(血管壁の厚みやプラークの有無を確認)

痛風(高尿酸血症)

痛風(高尿酸血症)について

痛風は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことで、関節内に尿酸結晶が析出し、激しい関節痛を伴う発作(痛風発作)を起こす病気です。

症状について

痛風発作時には関節に激烈な痛みや発熱を伴うことが多く、まさに「風が吹いても痛い」と言われるほどです。

関節炎は、関節包内に析出した尿酸結晶に対する炎症反応によって起こります。体温の低い部分ほど尿酸が析出しやすいため、足の親指(母趾)に最も多く見られます。症状が進むと、痛みが足関節や膝関節にまで広がることもあります。

原因について

高尿酸血症・痛風は代表的な生活習慣病の一つです。主な原因には以下のようなものがあります。

  • 食事のエネルギー過剰摂取
  • プリン体や果糖の過剰摂取
  • アルコールの過剰摂取
  • 運動不足

治療について

基本は生活習慣の改善です。特に次の点が重要です。

  • 食事療法(プリン体・果糖の制限、十分な水分摂取)
  • 飲酒の制限(特にビール、日本酒など)
  • 適度な運動習慣の維持

薬物療法

痛風関節炎を繰り返す場合や痛風結節を認める場合には、薬物療法の適応となります。

  • 尿酸排泄促進薬: 尿中への尿酸排泄を促進します。
  • 尿酸生成抑制薬: 体内で尿酸が作られるのを抑えます。

治療の目標は、血清尿酸値を6.0mg/dL以下に維持することです。

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