ごあいさつ | ごとう内科・消化器内科 - 東淀川区東淡路にある内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科
このたび縁あって東淀川区東淡路で開業することになりました。
私は平成11年、大阪市立大学(現 大阪公立大学)医学部を卒業し、同校の麻酔・集中治療医学教室(現 麻酔科学教室)に入局いたしました。大学病院及び関連病院での初期研修で手術麻酔、集中治療、救急を通して全身管理を学び、この経験は現在までの私の医師経験の基盤になっています。その後、より多くの患者さんや疾患を対象とした内科に転向を決め、大阪大学大学院医学系研究科情報伝達医学病態情報内科学消化器研究室(現 消化器内科学教室)に入局し、大阪府下の基幹病院にて内科・消化器内科医として勤務して参りました。
悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患は日本人の3大死因であり、これらを減少させることが我々医師の責務の一つであります。消化器内科は悪性新生物を扱うことが多い(食道癌、胃癌、肝癌、胆嚢癌、胆管癌、膵癌、大腸癌など)診療科です。診断機器や外科手術、内視鏡治療、放射線治療の進歩は目覚ましく化学療法(抗がん剤治療)も毎年有望な新たな薬剤が登場しています。しかし、診断時に進行している症例では治療には時間も費用もかかり、身体的、心理的な負担も大きなものであり、なるべく早期に発見することおよび発症前に予測し治療介入を行うことで発症を遅らせること(先制医療)が非常に重要です。
地域の基幹病院で専門医として勤務していた経験から、かかりつけ医での診療が非常に重要であると考えるようになり(例えばウイルス性肝炎では抗ウイルス薬の使い方が重要ですし、慢性胃炎が背景にある方にはヘリコバクター・ピロリ菌の検索を行い適切な除菌治療を行い、その後も定期的な質の高い内視鏡検査で経過観察を行うのが胃癌予防、早期診断に有用です)、開業を志すようになりました。都市部でのかかりつけ医として予防医療、先制医療を目指し消化器の分野では専門医として高度な診断治療を、専門外の分野では当該専門医と連携し地域医療を担えるよう心がけていく所存です。よろしくお願いいたします。
平成28年11月1日
ごとう内科・消化器内科
院長 後藤 靖和