当院で可能な検査 | ごとう内科・消化器内科 - 東淀川区東淡路にある内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科
検体(血液、尿、喀痰、便など)を外部の検査会社に委託し検査を行います。日本中の病院・クリニックで行える検査のほとんどを行うことができます(検査結果が戻るまでに時間がかかります。一般的な項目は翌朝には結果が電子カルテに入力されていますが、特殊な検査では2週間程度かかるものもあります)。
院内の測定機器を用いて数分~1時間程度で検査をすることができます。炎症の程度を調べる白血球やCRP、肝機能、胆道系酵素、アミラーゼ、コレステロール、腎機能、電解質などが測定できます。インフルエンザウイルス抗原、A群β溶血連鎖球菌抗原の高感度迅速測定器(富士ドライケムIMMNO AG1)も設置しています。
両上腕血圧測定で心血管リスクの評価、ABI、PWV測定で血管の狭窄や血管年齢・血管の硬さを評価することができます。
軽量・コンパクトでハンディ操作が可能な装置のためリラックスして検査を受けていただくことができます。
禁煙外来で使用します。
指先にはさむことで簡潔に動脈血の酸素飽和度を非侵襲的に測ることができます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断に不可欠な検査であり、長期間の喫煙習慣が主な原因と言われているCOPDに特徴的な気流閉塞の状態は血液ガス分析や画像診断よりも早くスパイロメータで捉えることができます。
質量分析装置(GC‐MS)と同等の測定精度を持ち、1テストあたり約2分と迅速測定が可能です。
肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓の検査を行います。それぞれの臓器の形態や腫瘍などがないかを検査します。肝臓では肝臓がんや肝硬変、胆のうではポリープや胆石、膵臓では膵炎や膵臓がん、脾臓では脾腫の有無、腎臓では腎嚢胞や腎機能などが分かります。超音波(エコー)検査は放射線を使用しておらず、侵襲がないので繰り返し定期的に検査することが可能です。
超音波検査士(JSUM Registered Medical Sonographer)になるには、臨床検査技師・診療放射線技師・看護師・准看護師のいずれかの免許を有する者が十分な臨床経験の後、日本超音波医学会認定超音波専門医の推薦を受け、試験(①症例レポート審査(臨床領域20例、健診領域10例)②筆記試験(基礎および原理)③筆記試験(臨床や健診など領域別)に合格する必要があります。また、資格取得後も日本超音波医学会が定める学会・講習会への参加・受講が必須で知識・技術の向上に努めていく必要があります。
★当院では超音波検査士がすべての超音波検査を担当しています。
腹部超音波(エコー)検査前は絶食が必要です(その他の部位の検査では、絶食の必要はありません)。
午前の検査では朝食を、午後の検査では昼食を抜いてください。お茶、牛乳、果汁ジュース、コーヒーなどの飲み物も控えてください。食事をした後では検査できない場合があります。食事をしてしまった場合には、その旨お伝えください。
水や白湯は飲んでいただいて結構です。お薬も飲んでいただいて構いませんが、糖尿病治療薬を服用されている方はご相談ください。
観察しやすくするため、検査前1時間程度はトイレに行かないでください。(*我慢できる範囲で結構です)
頚動脈血管の血管壁の厚み(IMT:内中膜複合体)を計測することで、高血圧や糖尿病などの生活習慣病に起因する動脈閉塞性疾患の程度がどの程度進行しているかを調べる検査です。また血管内の血流速を計測することで見え難い部分に病変があるかを推測できます。早期に動脈硬化性病変を発見することで、早期の予防につなげる事が出来ます。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者さんがいると推計されています。この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすことです。気付かないうちに日常生活に様々なリスク(高血圧、不整脈、心不全、脳卒中、糖尿病、うつ病、夜間頻尿などが知られています)の危険性があります。
簡易検査とは、自宅で取り扱い可能な検査機器を使用し睡眠時の状態をチェックする検査です。宅配便にて帝人在宅医療株式会社より検査機器が送られてきますので、説明書のとおりに手首・手の指・鼻の下などにセンサーを装着し、いびきや呼吸の状態・脈拍数・血中の酸素飽和度などをモニタリングします。自宅でいつも通りに寝ながら検査を行えるので、とくに緊張する必要はありません。検査後に検査機器を送り返すことで検査データが解析され当院に届きます。結果は当院に受診していただき、ご説明いたします。
この検査で分かるのは、AHIと呼ばれる数値(無呼吸低呼吸指数)です。これは、睡眠中1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数。10秒以上の呼吸停止で「無呼吸」、10秒以上・換気量50%以上の低下で「低呼吸」と判断されます。ただし、簡易検査では脳波・睡眠の深さなどの詳しいデータを収集することができないため、評価には限界があります(例えば簡易検査では厳密にはAHIではなくREI(呼吸障害指数)とされます)。
AHIによる重症度分類は、以下の通りです。
この数値をもとに、さらなる精密検査が必要と判断されれば入院によるPSG(ポリソムノグラフィー;脳波を含めた精密検査)検査へと進みます(検査先医療機関はご紹介いたします)。
なお、簡易検査でREI 40回以上/時間 の場合は精密検査を経ずにCPAP療法を行うこともあります。