当院で可能な検査 | ごとう内科・消化器内科 - 東淀川区東淡路にある内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科

【初診受付】初めて受診される方

【再診受付】診察券をお持ちの方

  1. トップ
  2. 診療案内
  3. 当院で可能な検査

当院で可能な検査

当院で可能な検査

検体検査(日本医学臨床検査研究所)

検体(血液、尿、喀痰、便など)を外部の検査会社に委託し検査を行います。日本中の病院・クリニックで行える検査のほとんどを行うことができます(検査結果が戻るまでに時間がかかります。一般的な項目は翌朝には結果が電子カルテに入力されていますが、特殊な検査では2週間程度かかるものもあります)。

迅速血算、生化学(日本光電;MEK-6510、富士フイルム;ドライケムNX500)、尿検査(シーメンス;クリニテックステータスプラス)

院内の測定機器を用いて数分~1時間程度で検査をすることができます。炎症の程度を調べる白血球やCRP、肝機能、胆道系酵素、アミラーゼ、コレステロール、腎機能、電解質などが測定できます。インフルエンザウイルス抗原、A群β溶血連鎖球菌抗原の高感度迅速測定器(富士ドライケムIMMNO AG1)も設置しています。

心電図(日本光電;ECG-2320)

<検査の流れ>
  1. 胸、手首、足首部分の素肌が見えるように服や下着をずらし、ベッドに仰向けに休んでいただきます。
  2. 両手首と両足首の4ヶ所、胸に6ヶ所電極を取り付け(少し冷たいです)、心電図を記録します。記録は10秒程度です。リラックスして動かないよう、ご協力お願いいたします。
  3. 電極をはずして終了です。

血圧脈波検査(オムロン;HBP-8000)

両上腕血圧測定で心血管リスクの評価、ABI、PWV測定で血管の狭窄や血管年齢・血管の硬さを評価することができます。

<検査の流れ>
  1. ベッドに仰向けに休んでいただきます。上着など厚手の衣類は脱いでおいて下さい。
  2. 両手首と両足首の4ヶ所電極を取り付け測定します。時間は2分程度です。
  3. 電極をはずして終了です。

聴力検査(ミナト医科学;SA-1)

軽量・コンパクトでハンディ操作が可能な装置のためリラックスして検査を受けていただくことができます。

呼気一酸化炭素濃度(日本光電;Pico+)

禁煙外来で使用します。

経皮的酸素飽和度(SpO2)測定(日本光電;SAT-2200他)

指先にはさむことで簡潔に動脈血の酸素飽和度を非侵襲的に測ることができます。

X線検査(東芝;RADREX、富士フイルム;FCR PRIMA)

<検査時の注意点>
  • シップや磁石、カイロなどなど陰影をつくるものは外してください。
  • 正しい姿勢で指示どおり深呼吸をして止め、撮影してください。

呼吸機能検査(日本光電;HI-205T)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断に不可欠な検査であり、長期間の喫煙習慣が主な原因と言われているCOPDに特徴的な気流閉塞の状態は血液ガス分析や画像診断よりも早くスパイロメータで捉えることができます。

<検査の流れ>
  1. 鼻をクリップでつまんで、空気が漏れないようにした後、スパイロメータのマウスピースを口にくわえます。
  2. 最大限に息を吸った後、口にくわえたマウスピースにできるだけ速く、勢いよく吐き出します。
    ※検査時間は10分程度です

ヘリコバクター・ピロリ菌判定(尿素呼気試験:フクダ電子;POCone)

質量分析装置(GC‐MS)と同等の測定精度を持ち、1テストあたり約2分と迅速測定が可能です。

<検査の流れ>
  1. 検査薬服用前に呼気を採取します。
  2. 検査薬をつぶしたりせず、空腹時に水100mLとともに噛まずに速やかに(5秒以内に)飲み込みます。
  3. 5分間左側臥位(左を下にした横向き)の姿勢を保ちます。
  4. その後15分間座位(座ること)の姿勢を保ちます。
  5. 検査薬服用20分後の呼気を採取します。
<検査時の注意点>
  • 朝食は食べずに絶食で来院して下さい(絶食は8時間が理想です)。
  • 検査前30分は喫煙を控えて下さい。
  • 1回の除菌療法の費用は、薬の処方箋代、調剤料・除菌療法前後の効果判定のための尿素呼気試験料・診察料などを含めて、7,200円程度(健康保険適用3割負担での費用)になります。なお、健康保険適用による除菌療法は、2回まで認められています。
  • 3回目以降の除菌治療(三次除菌)や内視鏡検査(胃カメラ)を受けていない場合、ピロリ菌検査および除菌治療は自由診療(=保険外診療)となります。保険診療と保険外診療は同時にできない(=混合診療の禁止)ので、自由診療でのピロリ菌検査を選択された場合には同日の保険診療はできません。あらかじめご承知おき下さい。

腹部超音波検査

腹部超音波検査の様子

肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓の検査を行います。それぞれの臓器の形態や腫瘍などがないかを検査します。肝臓では肝臓がんや肝硬変、胆のうではポリープや胆石、膵臓では膵炎や膵臓がん、脾臓では脾腫の有無、腎臓では腎嚢胞や腎機能などが分かります。超音波(エコー)検査は放射線を使用しておらず、侵襲がないので繰り返し定期的に検査することが可能です。

【日本超音波医学会認定超音波検査士による確かな技術】

超音波検査士(JSUM Registered Medical Sonographer)になるには、臨床検査技師・診療放射線技師・看護師・准看護師のいずれかの免許を有する者が十分な臨床経験の後、日本超音波医学会認定超音波専門医の推薦を受け、試験(①症例レポート審査(臨床領域20例、健診領域10例)②筆記試験(基礎および原理)③筆記試験(臨床や健診など領域別)に合格する必要があります。また、資格取得後も日本超音波医学会が定める学会・講習会への参加・受講が必須で知識・技術の向上に努めていく必要があります。
★当院では超音波検査士がすべての超音波検査を担当しています。

<腹部超音波検査での注意点>

腹部超音波(エコー)検査前は絶食が必要です(その他の部位の検査では、絶食の必要はありません)。
午前の検査では朝食を、午後の検査では昼食を抜いてください。お茶、牛乳、果汁ジュース、コーヒーなどの飲み物も控えてください。食事をした後では検査できない場合があります。食事をしてしまった場合には、その旨お伝えください。
水や白湯は飲んでいただいて結構です。お薬も飲んでいただいて構いませんが、糖尿病治療薬を服用されている方はご相談ください。
観察しやすくするため、検査前1時間程度はトイレに行かないでください。(*我慢できる範囲で結構です)

頸動脈超音波検査

頚動脈血管の血管壁の厚み(IMT:内中膜複合体)を計測することで、高血圧や糖尿病などの生活習慣病に起因する動脈閉塞性疾患の程度がどの程度進行しているかを調べる検査です。また血管内の血流速を計測することで見え難い部分に病変があるかを推測できます。早期に動脈硬化性病変を発見することで、早期の予防につなげる事が出来ます。

<検査の流れ>
  1. 上着など厚手の衣類は脱いでおいてください。検査部位が見えるように、衣服をずらしてベッドに横になっていただきます。
  2. 検査部位にゼリーを塗り、機械を当てて検査を始めます。
    検査中は、観察しやすいように、体の向きを変えたり、息を吸ったり吐いたりしながら見ていくことがあります。
  3. 目的の臓器をすべて見終わりましたら、ゼリーを拭き取って終了です。

睡眠時無呼吸症候群簡易検査

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者さんがいると推計されています。この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすことです。気付かないうちに日常生活に様々なリスク(高血圧、不整脈、心不全、脳卒中、糖尿病、うつ病、夜間頻尿などが知られています)の危険性があります。

簡易検査とは、自宅で取り扱い可能な検査機器を使用し睡眠時の状態をチェックする検査です。宅配便にて帝人在宅医療株式会社より検査機器が送られてきますので、説明書のとおりに手首・手の指・鼻の下などにセンサーを装着し、いびきや呼吸の状態・脈拍数・血中の酸素飽和度などをモニタリングします。自宅でいつも通りに寝ながら検査を行えるので、とくに緊張する必要はありません。検査後に検査機器を送り返すことで検査データが解析され当院に届きます。結果は当院に受診していただき、ご説明いたします。

この検査で分かるのは、AHIと呼ばれる数値(無呼吸低呼吸指数)です。これは、睡眠中1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数。10秒以上の呼吸停止で「無呼吸」、10秒以上・換気量50%以上の低下で「低呼吸」と判断されます。ただし、簡易検査では脳波・睡眠の深さなどの詳しいデータを収集することができないため、評価には限界があります(例えば簡易検査では厳密にはAHIではなくREI(呼吸障害指数)とされます)。

AHIによる重症度分類は、以下の通りです。

  • ● 軽症:AHI 5~15回/時間
  • ● 中等症:AHI 15~30回/時間
  • ● 重症:AHI 30回以上/時間

この数値をもとに、さらなる精密検査が必要と判断されれば入院によるPSG(ポリソムノグラフィー;脳波を含めた精密検査)検査へと進みます(検査先医療機関はご紹介いたします)。
なお、簡易検査でREI 40回以上/時間 の場合は精密検査を経ずにCPAP療法を行うこともあります。

ページトップへ戻る